どんな相手とでもうまく付き合うコツは、相手との距離を把握することです。
距離というのは例えば、相手の背中をかいてあげる場合、かゆいところとその周辺を
掻いてあげた方がいいのか、かゆい所しか掻いちゃいけないのか、
背中全体を掻いた方がいいのか、ということです。
男性に電話やメールの連絡をする時でも毎日しなければならないか、
三日に一度メールすればいいのか、五日に一度でいいのか。
というように距離を見極めることが大切なんです。
距離感がつかめたら後はいつも同じことをします。
一日一回電話やメールをしなければならない相手だった毎日、
しかも、大体同じ時間にメールや電話でコミュニケーションする。
そしてさらに距離感を正確につかむためにある程度の期間が過ぎたら変化させてみる。
それまで三日に一度だった連絡を毎日にしてみる。
反対に毎日電話していたのを三日に一度にしてみたり、
こうやって手探りしながら一番心理的に合った距離感をつかむ。
男との距離感をつかんだら絶対にペースを乱さないようにする。
距離感は人によって本当に様々で、これくらい大丈夫だろうと思っても
相手はとても嫌がったりすることがある。
だからあくまでも相手のことを考えて距離をとってあげることが重要になる。
相手に合った距離を常にキープしてあげることがさりげない優しさで
相手に好意を持たれやすい取りこぼしのない立ち回りに繋がるんです。
男と女の場合、何が正解かというと「冷めない距離感」です。
必要に応じて温めたり、冷ましたりする。
冷ますのは放っておくということなんだけど放置するのは勇気がいる。
しかしそれが、主導権を握る方法でもあります。
距離感の大切さは一般社会でも動揺です。
ちょっと親しくなったと思って馴れ馴れしくすると途端に相手から煙たがられたりする。
中には急に近づいても無頓着な人もいるけど大半の人は心に壁があります。
これ以上入って欲しくないところにズカズカと土足で踏み込んでくるような
デリカシーの無い人間だと思われたら嫌われてしまうこともあります。
上司だろうが同僚だろうが恋愛中の恋人でも、誰でも自分の距離感を持っているから
その男心をきちんとつかむことが人間関係をスムーズにする心理的なコツなんです。