人と仲良くなりたいとか、好意を持ってもらいたい、いい印象を持ってもらいたいと思う時
大抵の人が考えるのは相手を褒めて心理的に距離を縮めようということでしょう。
テレビドラマなんかでは、ゴマスリ部下が上司にみえみえのヨイショをするが
実際のところあまりに褒めすぎるはいけない。
褒められて怒る人はいないが、あまり褒められすぎると不快になるものなんです。
この人本当にそう思ってんのかな?という不信感を持たれることにもなる。
しかしこれは当然人によって個人差や距離感が違う。
褒めすぎのラインをどこで見極めるかというと
相手がつけあがりはじめたら、もう手遅れ。
はにかむような、ちょっとにやけるような、
照れ隠しをするような反応があったらそこで止めるのがベスト。
一番いいのは、そんなリアクションがあった後、急に自分の事を話し出したら、
これはかなりポイントが高かったと思っていいでしょう。
自分の話をし始めるのは、謙遜のバリアがちょっと溶け出したかなという感じで、
そこを見逃すのがモテない女で、そこをよく見てるのがモテる女です。
謙遜のバリアが解けると、もう、それはあなたを受け入れる姿勢ができている状態
男心はもう好意を持っていて大抵のことはこっちのペースで進めることができるはず。
心理学の実験で褒める人とけなす人どちらに好意を抱くかを実験したものがあります。
次の4パターンのうちどれが一番好印象を持たれるか試しました
・初めから最後までけなす
・けなした後に褒める
・褒めた後けなす
・一貫して褒め続ける
このグループの中でどれが一番好かれるかの結果を調査したら、
一度けなした後に褒めるパターンが一番相手に好意を持たれるという結果になりました。
最も嫌われるのは最初から最後までけなすパターン、次が褒めた後にけなす、の順。
最初から最後まで褒め続けた場合よりも褒める前に少し貶したり冷たくした方が
心理的には好意を抱きやすいというちょっと驚くような結果が出ているのです。
つまり、ツンデレという言葉が流行したりツンデレ喫茶というお店があるように、
初めはちょっと冷たい態度を取られた後に、褒められるとかなり効果的だということ。
ギャップ効果もありますね。褒められるということ自体も気分が良くなるものですが、
一段階上のモテる女を目指す方はちょっと生意気になってみるのも心理学としては良いかもしれません。
褒めすぎると飽きられるという面もあるのかもしれませんね。